ホーム > ハーレムの意味
ハーレムの意味と語源|逆ハーレムとの違い
「ハレム(ハーレム)」は、アラビア語の「ハリーム」に由来し、もとは「禁じられた(立ち入れない)場所」という意味合いの言葉です。イスラム世界の宮廷などで、家族以外の男性が入れない、女性たちの居住区域を指しました。
いまの日本語の「ハーレム」は、1人の中心人物のまわりに、複数の異性がいる状態を指す俗な使い方が広がっています。その女性側が中心になる形が「逆ハーレム」です。
もとの意味
辞典の記述では、「ハレム」はアラビア語の「ハリーム」(禁じられた場所の意)に由来し、トルコ語に入って広まった語です。王室などの女性の居室で、近親者以外の男性が立ち入れない所、またイスラム教王室の後宮を指します。ブリタニカ国際大百科事典は、10世紀ごろから宮廷の後宮が発達し、その呼称にもなったと説明しています(コトバンク)。
オスマン帝国のハレムについては、日本大百科全書が、監督は宦官が務め、ハレムの中でいちばんの権力者はスルタンの母親だったと記しています(コトバンク)。
PRESIDENT Online の記事の紹介文では、九州大学大学院の小笠原弘幸准教授の説明として、中東・イスラム世界では後宮を指す言葉が、外国人の偏見と憧れによって現実離れした意味で定着してしまった、と紹介されています。
いまの日本語での使われ方
日本語では、漫画・小説・ゲームなどの物語の型として、「ハーレムもの」という言い方が定着しています。中心の人物が男性で、まわりに複数の女性がいる形を指すのが、もともとの使われ方です。
編集委員会の考え方 ここは出典のある事実ではなく、このサイトの見方です。合わない場合は、読み流してください。
この言い方は、歴史上のハレムの実態とは別のものです。このサイトでは「物語や空想の型の名前」としてだけ、この言葉を使います。
逆ハーレムとの違い
- ハーレム(物語の型)
- 中心の人物が男性で、まわりに複数の女性がいる形。
- 逆ハーレム(物語の型)
- 中心の人物が女性で、まわりに複数の男性がいる形。くわしくは逆ハーレムとは。
- 歴史上のハレム
- 宮廷などの女性の居住区域と、その制度。物語の型とは別のものです。
出典
- コトバンク「ハレム」(デジタル大辞泉・日本国語大辞典・ブリタニカ国際大百科事典・日本大百科全書の記述)
- PRESIDENT Online(2022年4月5日)小笠原弘幸「…オスマン帝国の皇統を支えた「女の園」の本当の姿」
出典は 2026年11月2日 に確認しました。